サーフィンをやってみたいけど、泳ぎに自信がないので心配
と思ってサーフィンするのを躊躇する方がいるかも知れません。
まず、僕の個人的な見解での結論です。
泳げなくてもサーフィンは出来ます。但し、最低でもプールで25m(出来れば50m)は泳泳げるようなって下さい。とりあえず、体験スクールであれば泳げなくても大丈夫だと思います。(事前にスクールへの確認が必要)
泳げなくてもサーフィンは可能
サーフボードと繋がっていれば体は海に沈まない
基本サーファーは「リーシュコード」というサーフボードの流れ留めを介してサーフボードと繋がっており、サーフボードに捕まっていれば海の中で自分の体が沈むことはありません。
波が大きくなると、波に巻かれた際に「リーシュコード」からサーフボードが離れてしまうという事がまれにあります。その場合は岸まで泳いで戻らなければなりません。
但し、初心者が練習する場所(ポイント)は波も小さくので波に巻かれてボードが流されることは基本ありません。
海はプールと比べて浮きやすい
海水はプールと違い体が浮きやすく、ウェットスーツを着ていると更に浮力が増すので、自然と体は浮きます。海に入った際に試してみて下さい。プカプカ浮いてとても気持ち良いです。
初心者のうちは怪我防止もありますが、ウェットスーツの浮力がライフジャケット的な役割も果たしてくれます。
それでも、全く泳げないというのは問題です。
リーシュコードは消耗品のため、劣化し切れる場合や、足首やボードと固定しているベルクロ部分が外れて、ボードが流される事がないとはいえません。その場合、自力で岸まで泳いで戻らなければいけません。
そうなった場合に備えて、最低限泳げる様にしなければいけません。
どれくらいの距離を泳げれば良いか?
とりあえず、プールで25mは泳げる必要があると思います。(泳法は問いません)
根拠として、日本サーフィン連盟(NSA)が行っているサーフィン検定「5級(一番易しいクラス)」で要求される技術に「25m程度の泳力があること」とあります。
ちなみに、僕はプールで長い距離を泳ぐのは苦手です。多分、100m位は必死で泳げば足をつかずに泳ぎきれるかな?というレベルです。(50mは大丈夫です)
僕も何度かサーフィン中に海で板を流したことがあります。おそらく100m位は泳いだとおもいますが、特に問題なく泳ぎきりました。岸に向かって波が崩れているので、波の力も利用できていたからだと思います。
おすすめはサーフィンを始めるタイミングで、地域市営プール等で行われている、初心者向けの教室(全4回位の)です。そこで泳ぎを習って25m泳げればとりあえず問題ないと思います。
海に入る時の注意点
海水はプールの水と違いより浮きやすいのですが、プールと違って海には波、風また潮の流れもあるので、勝手は違います。
まずは、沖に出た際、常に岸側に目印を決めておいて、自分が流されていないかの確認をして下さい。
何かあった場合助けてもらえるように、かならず周りに人がいるエリアに入って下さい。空いていたとしても、「流れ入っている」などのなにか理由があって人がいないという場合もあります。
最初は出来るだけ同じエリアに入ることにより、色々なコンディションでの状況を体験すると良いと思います。そうするうちに、そのポイントの特徴を知ることができると思います。
【追記】「40代からでも波に乗れる 初めてのサーフィン」では?
先日レビュー記事を投稿した書籍「40代からでも波に乗れる 初めてのサーフィン」(プロサーファー 市東重明 著)の中でも「Q&A 素朴な疑問編」の中で『泳げなくてもサーフィンして大丈夫?』という質問があり、下記の通りの回答となっていました。
まずは無理のないコンディションで。リーシュコードの安全性も必須
「40代からでも波に乗れる 初めてのサーフィン」Q&A素朴な疑問編「泳げなくてもサーフィンして大丈夫?」より
もちろん泳げるに越したことはないが、サーファーの中には泳ぎが下手な人もいる。でも自分のレベルを超えたコンディションでは海に入らないということが絶対条件だ。初心者のうちは最大でも腰程度までの小さな波で練習したほうがいいだろう。
上記の他にリーシュコードは点検をして年1回の交換をすすめる旨の記述がありました。

まとめ
- 体験スクールを受講する際は、すぐそばにインストラクターが付いているので、全く泳げなくても問題ないと思います。但し、事前にスクールの担当者に申告して、確認しておいて下さい。
- 全く泳げない場合はたとえ遠浅の砂浜で足が付く範囲、かつ波のサイズも小さい時(ヒザ-モモ位)であれば、サーフィン可能ですが辞めておいたほうが良いです。
- 全く泳げない場合は、地域の水泳スクール等に入って、25mは泳げるようになりましょう!(泳法は何でも良いです)
サーフィンを続けてくれば、自然とパドル力(パドリングする能力や筋力)もついてきます。それに伴い泳力も付いてくると思います。
ちなみに僕の経験則として、学生時代に水泳部に入っていた人が必ずしもサーフィンが上手とは限らないです。
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