サーフィン中のケガで一番多いのは切り傷やクラゲに刺されるのが一番多いのではないでしょうか?
サーフポイントによっては直ぐ近くにコンビニや病院がなく、応急処置を行わなければいけない場合もあります。
そんな時に常備していると安心なファーストエイドキットとして用意した方がよい製品を紹介します。
なお、ここで紹介するのはサーフィン中に軽症の怪我をした際に自分で応急処置後、再度サーフィンする。または近くの病院に行くまでの応急処置を想定して選んでいます。
サーフィン中のケガ
僕はサーフィン中の怪我は少ないほうだと思いますが、主な怪我は下記の通りです。
- ・波に巻かれて自分のサーフボードのフィンで足の甲を8針縫う怪我
- ・海で他人と交錯して他人のボードが額に当たり出血(そのままサーフィン後、軟膏をぬり止血して処置)
- ・ライディング後に沖に出る際、ドルフィンスルー(波の下を潜って沖に出る技術)した際、水深が浅く、岩場に手をこすり出血(一度海から上がり、応急処置)
足を縫った際は冬場だったのですが、我慢してブーツを履いていなかったために寒さで足の感覚が麻痺しており、直ぐに怪我しているのを気づきませんでした(笑)それからは冬場は必ずブーツ着用してます。
切り傷
サーフィンをしていて一番多いのは切り傷ではないでしょうか?
- ・ワイプアウト(ライディング中にころぶ)の際に、自分のボードが当たっての怪我
- ・他人のサーフボードが当たっての怪我
- ・岩等を踏んでの怪我
僕がサーフィンしている地域ではリーフ(岩場)のポイントが多く、切り傷は日常茶飯事です(笑)主な原因は
- ・波に乗り岸側までライディング後、お気に出る際のパドリング中に手が岩場に当たり指を怪我する(岸側は水深が浅いため)
- ・海にエントリー(入る)際や上がる際に岩場や岩に付いている貝やウニ等で足を切る
- 怪我した際は海から上がり、傷口を洗浄して汚れが入らないような処置をする必要があります。
クラゲに刺される
梅雨時期から秋にかけてはクラゲによる被害を多く聞きます。
ミズクラゲやチンクイといった生物の場合、そのままサーフィンするケースもあるかと思いますが、カツオノエボシやアンドンクラゲなどのいわゆる電気クラゲに刺された場合、直ぐに上がって下さい。
また、アカクラゲやハブクラゲは更に注意が必要です。
刺された場合は、海から上がり海水で患部を洗浄後、針などがあればピンセットを使って抜きステロイド系の軟膏を塗り、患部を冷やす様にして下さい。
なお、アカエイ等に刺された場合は患部を冷やすのではなく、温める必要があります。
サーファーがファーストエイドキットに入れるべきもの15選
おすすめ度によって星印★を付けています。星3つはあったほうが良いもの、2つはあると便利なもの、1つは無くても良いもの
絆創膏 ★★★
やはり定番ですね傷口に合わせて色々なサイズを少量もっていた方が良いです。
ベストはCMもオンエアされていたバンドエイドの「キズパワーパッド」ですが、結構値段が張るので従来から売っているタイプで大丈夫だと思います。
ただし、海へ入ることを考えると防水タイプがおすすめです(笑)
傷パッド ★★★
キズパワーパッドと同様の効果を持つシートを患部の大きさによって切って使用します。
様々な大きさの絆創膏(キズパワーパッドタイプ)を揃えるよりも便利です。
防水フイルム ★★★
怪我を処置後に海に入っても大丈夫な様に、絆創膏などの上から更に貼ります。
そこまでしてサーフィンしたいのか!とうツッコミ入りそうですね(笑)
テープ ★★
指先を怪我した際、絆創膏を貼った後に剥がれ防止のために更に巻きます。
手で切れるものではなく、はさみ出来るタイプが丈夫でおすすめです。
これで海へ入っても大丈夫です!
ハサミ ★★★
紹介した傷パッドや防水フイルム、テープを切る際に必要です。
あと、サーフボードがクラッシュ(破損)した際のキッチンテープを切る際にも必要なのでサーファーなら常備していますよね!
ワセリン ★★
ウェットスーツ着用時のスレ防止(潤滑剤)として塗ったり、軽いキズならば止血用にも使えます。(良くボクサーが顔の傷に塗っているあれです)
擦過傷(擦り傷)の場合も傷口に塗ることにより患部が擦れて痛むのを緩和できます。
ガーゼ ★★★
傷口を水で洗い流す等の際にも使用できます。滅菌タイプがおすすめです。
止血する際にも使用します。
綿棒 ★
こちらも傷口を洗浄するさいにも使用できます。水の耳が抜けない際も重宝します。
滅菌タイプで1本1本包装されているタイプがおすすめです。
アルコールパッド ★★
処置する際に手を消毒する際に使用します。
注射する時に指す場所を拭くやつです。
ちなみにサーフボードにデッキパッチ(滑り止め)貼る際にも使えます。
とげ抜き(毛抜) ★★★
岩場でウニ類を踏んだ際に必要です。また、クラゲに刺された際に残った毒針を取り除く際にも使用します。
毛抜でも代用できます。
ニトリルグローブ ★★
使い捨ての手袋です。
クラゲの毒針を取り除く際は素手ではなくグローブはめて処置しましょう。
また、僕はビーチクリーンの際にも使用しています。
ステロイド剤軟膏(フルコート軟膏)★★
虫刺されの際の定番です。クラゲに刺された場合にも使用できます。
一般的に虫刺されに有名な池田模範堂の「ムヒアルファEX」ですが、5段階に分かれているステロイドの強さの上から4番目となります。田辺三菱製薬の「フルコートf」は市販薬で一番強い、上から3番目となるのでおすすめです。
使用する際は必ず添付書類を良く読んで使用して下さい。
急性冷却パック ★★
衝撃を与えると冷える使い捨ての冷却材です。よく部活等で捻挫した際に使用したりしますよね。
クラゲに刺された際、処置後に患部を冷やすために使用します。
アカエイに刺された場合は患部を温める必要がありますので注意して下さい。
弾性包帯 ★
あまり使用しないと思いますが、大きい怪我をした場合は病院に行くまでの間の患部の被覆、圧迫、固定などを行えるため常備していると良いと思います。
三角巾 ★
腕を骨折した場合等に腕を首から吊るす等に使用される定番の製品です。
出血を抑えるためのあて布としても使用できますし、保冷剤の固定や頭の怪我の出血を抑えるためのあて布の固定にも使うことができます。
携帯用爪切り
番外編です。
サーフィンではあまり関係ないのですが、スポーツクライミングをやっていると爪切りは必需品です。なぜなら、爪が伸びているとホールド(壁に取り付けられているカラフルな突起物)を握り込む際に割れてしまうからです。
この爪切りは僕も持っているのですが、厚さが4mmと世界最薄です。収納時は突起物もなく一枚の板状となり男心をくすぐります(笑)
まとめ
僕は、スポーツクライミングも行っていたのですが、外岩(「そといわ」:自然の岩での課題)を登る際は、周りにはお店など何もないため、怪我をした際のためにファーストエイドキットは常備するように薦められて持つようになりました。
実際、持ち運び出来るファーストエイドキットを持っていると、災害時にも使用でき非常に便利です。
一度に揃えなくても少しずつ揃えていくと良いと思います。
あと、怪我をした時のためによく通うサーフポイント周辺の病院は把握していた方が良いです。ただし、通院の事を考えると、あえて自宅まで戻って自宅近辺の病院で治療したほうが良い場合もあります。
サーフィンは海でのレジャーです。海で溺れた人の救助を行わなければならない場合もあります。そんな時に日本赤十字の「救急法」や「救急員養成講習」といった救急法等の講習を受講していると大変役に立ちます。
※日本赤十字以外にも同様の講習を行っている機関はあります。
僕も関東にする際にいずれも受講したのですが、その後の更新を行っていません。改めて再受講したいと考えています。
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