Apple Watchを着けてのサーフィンに対する不安を徹底検証

コラム
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現在、3年間SearchGPS(初代)を使用しています。

先日、ベルト留め遊環部が切れて、バンドの先も取れてしまい輪ゴムで止めて使用しています(笑)

さすがにそろそろ買い替え時なので、SearchGPS2を購入予定なのです。

でも、9月にApple Watch Series6の発売に伴い、Apple Watch Series3がかなりお買い得になったのでApple Watch+Dawn Patrol(ドーン・パトロール)アプリもやはり気になっています。

アップル App Storeより

ネットで検索すると「Apple Watch最強!」的な記事をよく目にしますが、「ホントに大丈夫なの?」と思ってしまします。

そこでApple Watchを海で使用する際の懸念事項に関して深堀りしてみました。

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そもそもApple Watchはサーフィンで使用できるのか?

耐水性能と防水性能

Apple Watch Series 3以降のApple Watchに関しては、アップルのサポートページ「Apple Watchの取り扱いに関する重要な情報」で下記の通り記されています。

Apple Watch Series 3、Apple Watch Series 4、Apple Watch Series 5、Apple Watch SE、およびApple Watch Series 6は、ISO規格22810:2010の50 mの耐水性能を有しています。つまり、プールや海での水泳のような浅水域でのアクティビティに使用できます。ただし、スキューバダイビングや水上スキーなど、高速の水がかかるか、浅水域より深く潜水するアクティビティにはApple Watch Series 3、Apple Watch Series 4、Apple Watch Series 5、Apple Watch SEおよびApple Watch Series 6を使用しないでください。

また「Apple Watchの耐水性能について」には

Apple Watch は耐水性能を備えていますが、防水性能はありません

ともあります。

英語表記では “About Apple Watch water resistance” の中で

Your Apple Watch is water resistant, but not waterproof1*.

と表記されており、water resistanceに関する注釈では

Apple Watch Series 2 and newer have a water resistance rating of 50 meters under ISO standard 22810:2010.

とあります。

以上のことからアップルではwater resistance を「耐水性能」waterproofを「防水性能」と訳して表記されているのがわかります。

ISO 22810:2010は、ISO(国際標準化機構)により定められており、一般的に「防水時計(Water-resistant watches)」に関する規格と表記されています。

つまり、一般的には防水性能と訳されている water resistance をアップルでは耐水性能と訳しており、ややこしくなってしまっているようです。

ちなみに日本ではJIS規格(日本工業規格)でISO 22810を基に技術内容を変更して作成された

 JIS B 7021 一般用防水携帯時計の種類及び防水性能
Water resistant watches for general use-Classification and water resistibility

という規格があり、Series 3 以降のApple WatchはJIS B 7021に準じた一般用の防水携帯時計ということになります。

大辞林によると

防水(ぼうすい)」とは、

1)水がしみとおるのをふせぐこと。防水加工してあること。
2)出水をふせぐこと。水の流入をふせぐこと。

大辞林

とあります。

一方、「耐水(たいすい)」とは

水を通したり、水によって変質したりしないこと。

大辞林

とあります。

いまいち、分かりづらいですね。

おそらく、防水性能と聞くと水の中で使用しても大丈夫だとイメージしますが、その場合製品に不具合があった際にクレームの対象となるため、耐水性能という少し弱いトーンの言葉を使用しているのではないでしょうか?

さらに、防水性能はないということも記載されていますしね。

防水時計の種類

JISでは防水時計は1種と2種に分けられ、2種はさらに5気圧、10/20気圧と分けられます。(防水時計よりもさらに水中での性能が高い潜水時計という種類もありますが、ここでは割愛します)

   JIS規格2種
防水時計
2種
防水時計
1種
防水時計
   名  称日常生活用
強化防水
日常生活用
強化防水
日常生活用
防水
   仕  様20気圧
10気圧
5気圧2気圧以上
   時計の表示
  裏蓋や文字盤等
WATER
RESISTANT
**BAR
WATER
RESISTANT
5 BAR
WATER
RESISTANT
使用例:洗顔や雨でぬれる
    水仕事、水泳、マリンスポーツ等X
    スキンダイビング
    空気ボンベを使用しない潜水
XX
防水時計の種類

Apple Watchに関してはJIS規格をクリアしているわけではなく、「ISO規格22810:2010の50 mの耐水性能を有している」ということですので、おそらくJIS防水時計の2種 5気圧防水程度の性能だと考えれば良いのではないでしょうか。

ちなみにラフに扱ってもビクトもしない時計の代名詞であるG-SHOCKの最新サーフィン用モデル(GXB-100)は耐衝撃構造20気圧防水となっています。

さすがですね(笑)

G-SHOCK 製品ページより

衰える耐水性能

Apple Watch Series 3以降のApple Watchに関しては、アップルのサポートページ「Apple Watchの取り扱いに関する重要な情報」で下記ようにも記されています。

耐水性能は永続的に維持されるものではなく、時間とともに劣化することがあります。Apple Watchは、耐水性能に関して再検査したり、密閉し直したりすることはできません。Apple Watchの耐水性能が損なわれる可能性があるため、特に以下のことは行わないでください:

  • Apple Watchを落としたり、その他の衝撃を加えたりすること。
  • シャワーや入浴などで、石けんまたは石けん水をApple Watchに付着させること。
  • 香水、溶剤、洗剤、酸、酸性の食品、防虫剤/虫よけスプレー、ローション、日焼け止め、油、ヘアカラーリング剤をApple Watchに付着させること。
  • 水上スキーなどで、Apple Watchに高速の水をかけること。
  • Apple Watchを装着したままサウナやスチームルームを利用すること。

防水機能を持つ時計に関してもパッキン等の劣化によって防水性能は劣化していきます。その場合、電池交換等のタイミングでパッキンを交換することにより防水性能を復活させます。

しかし、Apple Watchの場合は密閉し直したりすることもできません。

その場合、耐水性能が劣化していった場合は水が機器内に侵入する可能性があるということ認めているということです。

あと気になる点は、衝撃に関する記述です。

アップルが使用を行わないよう明記している水上スキーのような衝撃はないにしても、波に巻かれた際はかなり衝撃がかかることが予想されます。

ただし、この点に関してはサードパーティ社製の耐衝撃カバーを装着することによりある程度は対応可能だと思います。

故障した場合の保証

「Apple Watchを着けてサーフィンをした事によるApple Watchの不具合が保証の対象となるのか?」に関しては確認できませんでしたが、個人的にはグレーゾーンな感じがします。

なぜなら、アップルが衝撃を与えないように注意しており、耐水性能に関しても劣化する旨を明記しているからです。

でもApple Watchの紹介映像ではApple Watchを着けてのサーフィンを行っているシーンもあり、しかもケースも着けないノーマルの状態での使用となっています。

この映像を見る限り、当然Apple Watchを装着してのサーフィンは想定されていると思ってしまいますが、取扱い上の注意を読む限り保証の対象外になる可能性もあるのでは?と思いました。

Search GPS2

僕が愛用しているSearchGPSはサーフィンの使用に関してどの様に表記しているのでしょうか?

リップカール社のSearch GPS2のユーザーズガイドでは「メインテナンス」の項目の「時計の取り扱いについて」で下記の通りあります。

リップカールの時計はサーフィンを目的に製造され、スイス製の最高級の品質を誇る水圧検査機器によってテストされています。

全製造業のスタンダードな基準による時計の検査を水圧検査機器によってテストしています。

これは静的な試験場での結果であり、海の深度を意味するものではありません。

サーフィンは静的なスポーツではないという根拠に基づき、その影響下でも防水性能のある時計の品質を基準としています。急激に起きる気温の変化や、塩を含んだ海水での激しい  ワイプアウトなどによって時計のラバーシールの経年劣化は避けられません。そこで時計の

最高のコンデションを維持するためにも弊社では24ヶ月ことのラバーシールの交換を推奨

しており、リップカールウオッチサービスセンターではシール交換と耐水圧のテストを受け付けております。

サーフィン用の時計と明記されており、定期的な(2年ごと)ラバーシールの交換を推奨とあります。

また、防水性能は 防水処理100m/330フィート(10気圧) とあります。

Apple Watch同樣、ISOの防水時計に関する規格クリアしている訳ではありませんが、Apple Watch流にいうと「ISO規格22810:2010の100 mの耐水性能を有している」といえると思います。また、衝撃に関してもサーフィンでの衝撃を想定した設計になっています。

当然、サーフィン用の腕時計として発売されているので、サーフィンの使用は問題ありません。

結論

Apple Watchは時計の形をしていても、実質は小さなコンピューターです。様々な機能を有しているにもかかわらず、防水腕時計と同樣程度の耐水性能を持っている事自体凄いことだと思います。

ただし、サーフィンの記録用に使用するには防水や耐衝撃に関しては不安が残ります。

ネットでのApple Watchの使用レビュー等の記事を見る限り、全然問題ない様な記述が目立つように感じます。ただし、個人的にはApple Watchの仕様上故障のリスクはかなりあると思っています。

普段からApple Watchの機能を使用して、週末のサーフィン時にも使用したい方には故障のリクスをわかった上でApple Watchを購入するのはありだと思います。

ただし、サーフィン用の時計を探されている方にはやはり、SearchGPSをオススメします。

Apple Watchを着けてのサーフィンの場合、はやり衝撃が加わる可能性があります。

いずれにしろ、感覚的だったサーフィンに定量的なデータを取り入れることで確実にサーフィンに対するモチベーションは上がります!

なにより、「今日何本乗った?最高速度は?距離は?」と海上がりにサーフィン仲間と競い合うのは楽しいです。

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